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省エネ計算例-マンションその1

更新日:2023年1月4日

2020年築

共同住宅

首都圏

14F建ての8F


マンションの中住戸(隣接住戸に囲まれている)で、建設住宅性能評価書を取得しているものの、一次エネルギー消費量等級を選択していないという典型的な例です。




築年数が浅いということで、通常のマンションのトレンドである

  • アルミサッシのペアガラス

  • リビングに床暖房

  • 給湯器はエコジョーズ

という組み合わせです。


間取りは、若干入り組んでいる部分もありますが、板状のマンションで、廊下側とバルコニー側が外気に接する、ほぼ長方形の整形になります。





断熱材が吹付硬質ウレタンフォームA種1の20mmとわかれば、これでほぼ計算はできます。


もちろん、計算をしないというわけにはいきませんが、こういった一定の条件が整っていれば、だいたいクリアしそうだという予想が可能です。


このマンションの条件で目標となるのは、建設住宅性能評価書で選択されていない、一次エネルギー消費量等級4以上なのですが、結局外皮計算(断熱等級)も行わなくてはなりません。


住宅情報サイトにあるような非常によくある、ごく普通のマンションですが、これがまさか省エネ基準に適合しているとは、知らない方がとても多いのではないでしょうか。


念のために補足すると、令和2年以降の入居でこれから確定申告をする方は、今から住宅省エネルギー性能証明書を発行しても間に合います。


ただし、別の記事でもお伝えしておりますように、いったん確定申告を済ませてしまうと、修正は効きませんのでご注意ください。

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