
もしかしてうち、省エネ基準クリアしてる? 判断のヒント
- show3管理者
- 5月21日
- 読了時間: 2分
既存住宅の中には、持ち主が気づかないまま省エネ基準を満たしているケースも多く存在します。
本記事では、省エネ計算が必要かどうか判断するための目安をご紹介します。
※対象地域は、沖縄県や寒冷地を除く「省エネ地域区分 5・6・7 地域」です。

■ 計算を行わなくてもよい(省エネ基準を満たさないと判断されやすい)住宅の例
以下に当てはまる住宅は、一般的に省エネ基準をクリアしていないと考えられるため、計算を進めても「適合しない」という結論に至る可能性が高いです。
シングルガラスで内窓がない住宅
→ 単板ガラスは断熱性が低く、省エネ基準を満たしません。
電気温水器や電気式床暖房を使用している住宅
→ 電気ヒーターはエネルギー効率が低く、基準を下回ることが多いです。(床暖房は、まだ可能性があります。)
戸建て住宅で、壁の断熱材がグラスウール50mm程度のもの
→ 明らかに断熱性能が不足しています。
マンションで、断熱材が全く使用されていないもの
→ 省エネ基準を満たすには、最低でも15mm程度のウレタン吹付断熱が必要です。
※ただし、例外的に基準を満たすケースもあります。
たとえば、中住戸で外気に接する面積が少なく、壁の断熱性能が高い場合は、窓がシングルガラスでも基準を満たす可能性があります。
■ 計算を行った方がよい(省エネ基準を満たしている可能性が高い)住宅の例
次のような住宅は、基準を満たす可能性が高いため、計算によって確認するのがおすすめです。
2000年以降に建築され、ペアガラスが使われている住宅
→ペアガラスに限らず、建物全体の仕様が高まっていて、省エネ基準を満たす可能性が高いです。
住宅性能評価書の「5-2.一次エネルギー消費量」の項目が未記載の住宅
→ 未記載=基準未達成ではなく、単に計算を省略しているだけのケースがあります。
供給戸数の多い建売会社が販売した木造住宅
→ トップランナー制度の影響で、一定以上の性能を持つ可能性があります。
迷ったら一度、省エネ計算を検討してみるのが安心です。
省エネ基準を満たさない場合、計算にかかる費用はご請求いたしません。
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