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経験者だからこそわかる、ちょっと斜めから見たキャンプの真実10選

  • 執筆者の写真: show3管理者
    show3管理者
  • 5月28日
  • 読了時間: 3分

〜SNS映えじゃない、“実感”のある視点で〜


1.「キャンプ=バーベキュー」じゃない



最初はそうするものだと思い込んでいるけど、すぐにバーベキューはしなくなる。

炭おこしで手一杯、後片付けは油ベタベタの地獄。

結果、ガスコンロにフライパンや鍋などの調理器具に移行する。パック飯+レトルトなど簡単なものでも別にいいんだと気づく。



2.焚き火も“文明の利器”がなければ成り立たない



「火起こしはロマン」…とか言っていられるのは最初だけ。

ベテランだって火おこしには、ある程度の時間が費やされてしまう。その過程こそが楽しみなら、やっていればいいが、結果を急ぎたいなら、着火剤、扇風機、ガストーチで一気に済ませる。





3.キャンプは下半身トレーニングの連続である



まさかキャンプが筋トレだと思っている人はほとんどいないだろうが、実は、地面に置いた物を取る・持ち上げる・しゃがむ・立ち上がる…。

下半身トレーニングの連続だと理解した方が良い。

面倒がって腰を下ろさないなど、適当な姿勢をとると、普通に腰を痛める。

その結果、キャンプが苦痛になり足が遠のいてしまう。

まあ、本質的にはキャンプに限らず日常生活の動作姿勢の問題なのだが、むしろ、この姿勢の重要性について理解を深めるための、トレーニングセミナーを実施してはどうだろうか。





4.「何もしない」の中に、山ほどの“すること”がある



ぼーっとしていたいのに、薪を割り、テントを直し、ギアを探し、虫を払う。結果、「ああ今日は何もできなかった…」という感覚と、「いや、むしろ全部やったな…」の同居。

このパラドックスがある非日常は、経験者しかわからない。





5.神経衰弱的な脳トレが発生する



「どこに置いたっけ?」「あれ持ってきたっけ?」「電池どこいった?」…頭の中は常にキャンプ道具の“位置情報ゲーム”。記憶力と集中力が試される。

次第にマイルールが確立してくるが、他の人が参加して余計な混乱をしたり、逆に効率的な収納の仕方など新たな発見も。





6.人と比べることが無意味。自分が出る場所



キャンプでは、年収もSNSのフォロワー数も関係ない。焦りもない。代わりに、性格のクセや他人との関わり方が露出する。いびき、整理整頓、緊張耐性…すべてが“素”。

また、持っているギアによって透けて見える人柄の部分もあり、どう折り合いをつけていくか。

人の家に遊びに行くよりもダラダラと共に過ごす時間が長く、自然と距離が縮まる。





7.物が増える→重くて辛い→ミニマルに向かう



便利だからと持ち込んでいた道具たちが、やがて自分を苦しめる。削り、厳選し、結果「必要なのは火とマットとコーヒーだけ」みたいな境地に至る。

ただし、物欲に勝てるかどうかは別問題。

きちんと断捨離をしないと、使わない道具で部屋が占領されてしまう。





8.自然とは「共生」ではなく「対決」に近い



「自然と調和して…」というのは理想。現実は、風がテントを揺らし、虫が顔を刺し、地面が寝返りを阻む。“人間 vs. 自然”の生き残り対決。

昔の人たちは、いったいどうやってこの自然と対峙していたのか、あるいは、現代人が退化しただけなのか。

雨キャンプなんて、きちんと準備すればたいがいは乗り越えられるが、突風による脈動はめちゃくちゃパワフルであり、そこいらの備品を破壊し、恐怖に陥れる。





9.家の中の“あたりまえ”が神に思える



水平な床、雨が入らない、風にびくともしない壁と屋根、虫が来ない網戸、温度調節できるエアコン。水道は数歩先。簡単にお湯が出て、気兼ねなく風呂に入れる。リラックスできる寝室。

キャンプ後、家に帰ったときの「文明すごい!」に改めてありがたみを感じる。





10.帰ってきた直後、「もう当分いい」と思うが…



片付けが終わるころには「次は秋かな…」と検索してる。大変さと心地よさが拮抗し、「また行きたい」が勝つ。この中毒性、恐るべし。

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