東京都の断熱補助制度の英断
4月から保留となっていた、令和5年度の東京都の内窓補助制度の要件が、ようやく明らかとなりました。
今回、先進的窓リノベの補助率がかつてないほどとなっていますが、その影響を受けてか、東京都の補助率も改定しました。
これまでは、1/3を原則としつつも、国の補助金を併給する場合は、合計で2/3までというルール。
つまり、国が1/3以上補助をすると、都の補助金は縮小していくという仕組みであったわけです。
結果として、いくら先進的窓リノベが4割を超える(個別の事例によります。)としても、総額は変わらないということでした。
個人的には、それでも仕方ないかなと思うところでしたが、今回の改定で、先進的窓リノベと併給する場合、国と都の合計は5/6までとの特例が設けられたのです。
仮に、先進的窓リノベで半額近くの補助を受けるとすると、さらに東京都で1/3の補助が付いて、合計で5/6(83.3%)まで。
さらに、市区町村の制度と組み合わせれば、90%超えもあり得ます。
正直言って、ちょっと補助し過ぎじゃないかと思います。
しかし、今さら制度を変えられるわけではないし、手続きがそれぞれ違うというハードルがあります。
もしご興味があれば、ご相談ください。
なお、このほかにも、手続きの簡素化などの制度改定が行われ、使いやすくなっています。
ところで、先進的窓リノベの予算は、受付から2か月で25%の消化です。
内窓は納期が遅れているらしいですから、そろそろ急がないと、おいしい話は逃げていきますよ。
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