「部屋が寒すぎる……すると人体はどうなるのか」記事へのコメント
とても良い記事がありましたので、忘備録として記載しておきます。
BBCの編集委員が自ら実験台となって、気温10度での体の変化を精密に計測した報告です。
記事の内容は、本編をご参照ください。
気温が低下すると体が体温を保とうとして、必死の抵抗をしているという状況を克明に記録しているものです。
2022年11月21日のものですが、人類の能力はそう簡単に進化しないでしょうから、ここ100年くらいであれば、いつでも読む価値のある内容です。
既に、日本でもスマートウェルネス住宅等推進調査委員会などの結果を受けて、省エネは経済性もあるが、健康のために重要との考えが広がりつつあります。
もちろん、医療費を含めた経済性という面でも影響があります。
伊香賀教授の動画説明(もう7年前)
こちらの研究では、建築分野と医療分野がタッグを組むという点でも画期的であるそうです。
こちらの報告会シンポジウムでパネリストの医師が発言されていたのですが、
体調の異変を感じる前である0次医療(予防)が重要であるが、そこに我々(医師)は積極的に関与することができないと。
さらには、このようなコーホート調査の実績をたくさん積んでいかないと、単独調査では全く医学の基準からすれば、信頼性が足らずエビデンスが十分ではない。
だからこそ、この研究に続く裏付けるような調査が重ねて行われることが重要という。
今回の一人の実験は、とてもエビデンスと言えるような研究ではないが、社会に伝えるという意味で、一定の役割を果たすでしょう。
また、人体への影響という点ではある程度万国共通でしょうから、海外の実験結果も大いに活用できるのではないかと思われます。
※コーホート調査
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